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日本スピリチュアル協会

スピリチュアルケアと日本スピリチュアル協会

2015-12-24  宙告

スピリチュアルケアという言葉があります。

とくにキリスト系の病院やホスピス等を取り入れている病院には、この言葉は日常の言葉かも知れません。

日本では2007年にスピリチュアルケア学会が設立されましたが、当然のごとく日本においてはスピリチュアルの言葉そのものに偏見があり、かつケアがつくとすぐに「霊的・宗教的なもの」と考えがちです。

しかし精神学が学問の一部として大きな力を持っている欧米の医学界イギリス、ドイツ、アメリカなどは、臨床スピリチュアルケアとして確立されており、患者は当然の受ける権利があるものと認められています。

死の恐怖と向き合い、受け入れるケア・・

ようやく日本においても人生の終わりを迎えている病気の人たちにとって、病院の関係者の方々は、心のケア、痛みのケア、身体のケアをいかにしていくべきか、その対応が今、真摯に求められているのです。

もちろん患者さんにとっては、覚悟しているとはいえ、恐怖心があり、体理的な痛みがあり、死んだ後の家族の心配があり、その悲嘆や苦しみは私たちには想像しがたいものです。

患者さんそれぞれのスピリチュアリティが違うかもしれません。場合によってはペインクリニック的な要素が伴うのかもしれません。また中にはスピリチュアルを否定し、死後の世界を否定することで、精神の安定を図る方がおられることでしょう。

心の強さが、苦しみの状況の中にあっても、自分の生き様をしっかりと確立されている方などが、そうと言えますが、やはり少数派で、多くの人々はあきらめの心があったとしても死への恐怖と日々戦っていると言えます。

人生の終末期と向き合う医療にこそ必要。

しかし、私は思います。終末期にきて恐怖と戦いながらも、人間は死への覚悟と向き合っわなければなりません。

死ぬということはどのようなことか、死ぬとどうなるのか、肉体は滅びても魂は生き続けるのか、天国は存在するのかなどなど、日々自分自身心の中を問答を繰り返しているのです。

そのような時にこそ、スピリチュアルと接することがとても大事なのです。今までの自分の人生を見つめるとともに、魂となっている父や母,身近な人たちとの出会いを経験することで、思い残すこと無く,安らかに旅立てる。

これほど素晴らしいものはないのではないでしょうか。中には宗教に救いを見いだす方もおられると思います。それもスピリチュアルです。日本スピリチュアル協会としては、その分野でもお役に立てればと考えています。